この映画を観たら砂糖中毒がなおるかも〜『あまくない砂糖の話』

あまくない砂糖の話

こんにちは、SAKIです。

つい先日、砂糖にまつわる面白い実験映画を観たので、感想をシェアしたいと思います。甘いものが大好きで、いけないと分かっていても、つい食べ過ぎてしまう方(私もね!)には一見の価値ありの作品です。

映画のタイトルは『あまくない砂糖の話(原題:THAT SUGAR FILM)』。

砂糖が体や心に与える悪影響について様々な情報が交錯するなかで、砂糖が本当に毒なのかどうかを、監督であり主演もつとめるデイモン・ガモー氏が自らの体を張って検証するドキュメンタリー映画です。

オーストラリアで製作され、2016年に公開されました。

お菓子以外の食品にも砂糖は大量に隠れている

オーストラリアでは1日あたりの砂糖摂取量がひとりティースプーン40杯分にもなるそうです。

そこで、「1日ティースプーン40杯分の砂糖を60日間食べ続けたら体はどうなってしまうのか?」をテーマに、主人公のデイモンが、専門家の意見や検証を交えながら、実験前と後の経過をリポートしています。

※映画では、砂糖のティースプーン1杯あたりを4gと計算。
※実験前のデイモンは、精製された砂糖は一切摂らず、菜食主義の、いたって健康的な食生活を送っていました。

この実験を行う上で設けたルールは下記の5つ。

  • 1日にティースプーン40杯分の砂糖(160g)を消費すること
  • ソフトドリンクやアイスクリーム、チョコレートなどのお菓子の類は避ける
  • 低脂肪ヨーグルトやシリアル等の「実は砂糖が多い食品」から摂る
  • 必ず「低脂肪」の食品を選ぶこと
  • ジョギングや筋トレなどの運動習慣は続けること

この実験の特徴は、お菓子やスイーツをたくさん食べて糖分をとるのではなく、一般的にヘルシーと思われている食品や飲み物に含まれる糖分で摂取していること。

それなのに、デイモンが実験初日の朝食に用意した低脂肪ヨーグルト、シリアル、フルーツ、ジュース等には、すでに合計でスプーン約20杯分の砂糖が入っていることが判明。これには被験者の彼もビックリ!

糖分を摂るためには、お菓子やスイーツを買うまでもなく、スーパーに並んでいる商品の大半にすでに含まれていることが、映画の中で明らかになります。

ちなみに、下の画像は私自身が朝食に食べている某大手メーカーのフルーツグラノーラの成分表示です。

フルグラ成分表

フルグラ1食分の糖分(炭水化物)は、なんと50g中31.6g!つまり6割強は砂糖を食べているのと同じこと。ミルクをかけて食べれば、約40g(ティースプーン10杯分)を摂取している計算になります。予想はしていましたが、結構入ってますね…。

WHO(世界保健機関)が「成人の1日あたりの砂糖摂取量は25g程度までが望ましい」と発表(2015年3月)していることから考えると、フルグラ1食分でもうアウトです。

砂糖を大量に食べ続けたら、体や精神状態はどう変わる?

スプーン2360杯分の角砂糖

実験を開始してから1週間で体重とウエスト周りが増加。1ヶ月も過ぎると、運動がつらくなって、だるい。肝臓の機能が低下し、肌荒れも出てきます。

デイモン
砂糖の摂取による変化は予想以上のものだったよ。
体の変化にも驚いたが、心の変化にはもっと驚いた。砂糖を食べると45分くらいハイな状態が続き、その後だるくなってボンヤリする。そしてまた甘いものを食べると元気になる。

映画にはデイモンの可愛い奥さんも登場しますが、その当時の様子を「集中力が散漫で、ソワソワと落ち着きがなくなった」と表現しています。

その時、彼の体や脳のなかでどんなことが起きているのか?
映画の中ではその現象のメカニズムを専門家が分かりやすく解説しています。

そして実験を2ヶ月続けた結果、デイモンの体は実験前と比べるとかなり悪化していて、特に肝臓へのダメージが大きく出ていました。詳細は省きますが、この実験自体が危険な行為であったことに間違いありません。

さらにつらそうだったのは、実験終了後の砂糖中毒からの脱却です。

デイモン
砂糖を断ったあとの1週間はつらかった。禁煙とほぼ同じ感覚。
頭痛や気分の落ち込み。睡眠サイクルの乱れ。ゴロゴロするだけで寝付けず、早朝に目が覚めると、急激に砂糖が欲しくなる。
でもそれは永遠には続かないし、耐えるに値する。

最後に〜体のために糖分の含有量を把握することが大切

『あまくない砂糖の話』はドキュメンタリー映画ですが、エンターテイメント性の高い演出が随所に取り入れられていて、飽きずに見られます。

砂糖の歴史に種類、砂糖が体内に入って肝臓に及ぼす影響などが、コミカルかつ丁寧に、分かりやすく解説されていて勉強になりました。

この映画を観てから数日間は、店でドーナツやアイスクリームなどを見ると、糖分をティースプーン換算してしまって購買意欲を失いました。とはいっても、私の場合はそう長くは続かないとは思いますが、自分がどれだけ糖分を摂取しているかをチェックするいいきっかけになりました。

そして、ダイエットする上で気にしなくてはいけないのは、カロリーではなく糖分量だということも映画の中の実験で分かりました。

健康を危険にさらしてまで、自分の体を張ってくれたデイモンには拍手喝采したい気持ちです。

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