こんにちは。
先日、あわや大ピンチ!というトイレのトラブルが起きました。
具体的には、トイレタンクの上部についている手洗い管から水が出なくなり、タンク内に水がたまらない(実際には、たまるまでにかなり時間がかかる)。そのためにレバーを回しても水を流せないという現象が起きたのです。断水でもないのに突然トイレが流せなくなるって、本当に焦ります。
こんな時、あなたならどうしますか?
業者に頼んで修理を依頼するという考えもありますが、今回のケースでは、結果的に自分で修理するという選択をしました。
どう対処したらいいかが分かれば、無駄な出費をせずに、低予算かつ数分程度で修理できますので、今回の経験をみなさんにもシェアできればと思い、記事にしてみました。
Contents
トラブル、それはある日突然に…
ある夜、トイレ掃除していた時のこと。
便器の中に洗剤を吹き付け、ブラシで掃除したあと、レバーを回して一旦水を流しました。次に、トイレ用おそうじシートを使って周りを拭き上げて、それを便器内に捨てて流そうとしたら、「あれっ?」。
レバーを回してもほとんど手応えがなく、タンク内からゴトッという音がして、少量の水がチロチロ流れるだけ。もちろん、シートも流れず、滞留状態。
あせって何度かレバーを上下させるも虚しく、タンク内からゴッゴッという聞き慣れない音がするだけ…。
「終わった…」と、そのとき思いました。
大げさに聞こえるかもしれませんが、こんなトラブルは初めてのことだったので、もう排泄物を流すことができず、修理が終わるまで、肥溜め状態になるのかと絶望的になりました。
そうなったら、業者を呼ぶのも恥ずかしくなり、なんとか自力で解決できないかと頭を巡らせました。
そんな焦りまくりの状況の中でも、ひとつだけ好運だったのは、実際には水が全く流れなくなったのではなく、少しづつではあるけれどタンクに溜まっていて、1時間程度の時間を置けば、またレバーをひいて水を流すことができるとわかったことでした。
具体的な症状
とりあえず、肥溜め状態にはならないとわかって落ち着き、あらためて症状を確認してみました。
すると、いつもと違うのは、手洗い管から水が流れていないということでした。

手洗い管から水が出なくなりました…。
部品が外れているか、どこかが詰まっているのかと思い、取扱説明書も参考にしながら手洗い管と連結しているタンクの重いフタを恐る恐る開けてみることに…。
上部にプラスチック製のカバーがかぶせてあったので、これも取り外すと、水をためたり流したりするためのアナログな構造が眼の前に!「ふむふむ、こうなっているのね」と半分は興味を引かれながら、どこか悪くなっているところはないかと調べてみました。
中央上部に位置するキャップのあたりから、シュワシュワと水が溢れ出ています。(この時点では、それが正常なのかそうでないのかわかりませんでしたが、あとでここが原因だとわかります。)

丸で囲んだ部分から水がシュワシュワと吹き出してきます。(決してきれいな景色ではないので周囲はボカシ入れてます)
わずかながらもここから水が出てくれているおかげで、時間をかけて水がたまり、30分〜1時間程度(正確には測っていないけれど、大体それくらい)で十分な量がたまって、流せるようになります。
つまり、連続して流さない、時間をおいてトイレを使う、という条件さえ守っていれば、普通に水洗トイレとしての機能は果たしてくれたので、緊急性はないことで一安心。どう修理するかを落ち着いて検討することにしました。
数分で解消!ダイヤフラムの交換で元通り
今回のようなトラブルが初めてということもあり、これだ!という対処法にたどり着くまでには少々時間がかかりましたが、結論から言うと、部品の交換ですぐに改善することが判明!
「トイレ 手洗い管から水が出ない タンクの水がたまらない」などのキーワードでネット検索すると、まさに自分が遭遇している症状にぴったりの事例を見つけることができました。
症状、原因、交換すべき部品など、分かりやすく説明してくれる動画がYoutube上で複数アップされており、同じような症状を経験されている方が多いことを、今更ながら知りました。
作業にあたり参考になったYoutube動画
そして今回、私が参考にさせてもらった動画がこちら。
部品さえ準備すれば、かかる時間は数分といったところ。
動画で説明されてる手順に従えば、すぐに自力解決できそうです。
必要な部品:ダイヤフラム
動画によると、今回のような症状の場合、ダイヤフラムという部品が劣化しているようで、新しいものに交換する必要があります。
もちろん、トイレのメーカーや型番にあった部品を調べて購入しなくてはなりません。
ちなみにうちのトイレはTOTO製の「SH381BA」で、動画では同じTOTO製の型番違いでした。TOTO製の部品なら、Amazonなどでも販売されているので、手軽かつスピーディーに入手できます。
型番で検索してみると「HH11113」が適合していたのですが、実は先の動画内でも紹介されていた「TH405S」商品自体は同じものらしく、違いは取扱説明書が付属しているかどうかだけ。
でも値段は倍近く違ったので、安い方のダイヤフラム「TH405S」を注文しました。(実際、動画を見れば交換手順は分かるので、結果的に取扱説明書は全く不要でした。)
(↑ SH381BAにも適合。コチラのほうが安い!)
無事に解決!部品交換で手洗い管から水が流れた!
ありがたいことにAmazonで注文した翌日には部品が届きました!


早速動画のとおりに交換したのですが、作業自体は特に難しいこともなく無事完了。部品も適合しました。
あとは、水を流したあとに手洗い管から水が流れるかどうかですが、無事に流れました!
これで今まで通り、時間を置かずに二度目の水が流れるようになり、トイレ掃除もスムーズに行えるようになりました。
動画のアップ主さんには本当に感謝です!

おわりに
うちのトイレですが、考えてみると10年以上使ってきたので、どこかにガタがきてもおかしくないお年頃でした。今までトラブルなく動いてくれていたのが逆にありがたかったです。
今回は初めてのトラブル経験でちょっと戸惑いましたが、ネットのおかげで、症状の原因も、部品の調達も、作業手順もすべて知ることができて、自力で解決することができました。
業者に依頼するのはプライバシーの面でもコストの面(1万円前後かかるらしい…)でも気が進まなかったので、本当によかったです。
最後に、この記事が不意のトラブルの対処法として、なんらかの参考になりましたら嬉しいです。