環境だけでなく健康にも関わる大事な話『プラスチック・フリー生活』

プラスチック・フリー生活

こんにちは、SAKIです。
今回は、最近読んだ本のご紹介です。

プラスチック・フリー生活突然ですが、みなさんは身の回りにあるプラスチック製品について思いを馳せたことはありますでしょうか?

プラスチックといえばまさに文明の利器。軽くて曲げやすく、湿気や温度変化にも強く、丈夫で、値段も比較的安価。現代社会に生きる私たちにとってはもはやなくてはならない存在です。

一方で、世界的に注目を集めているプラスチックごみ問題は周知の事実。実際は環境だけでなく、私たちの健康にも知らぬ間に害を及ぼしていることはご存知ですか。種類や使い方によっては、使用中に化学物質が漏れ出している可能性があるんです。

「えっ、知らない」「どういうこと?」と思った方はぜひ、シャンタルとジェイというカナダ人夫婦が書いた著書『プラスチック・フリー生活』を読んでみてください。

読めばきっと、意識の芽生えを感じると思いますよ。

読書するカエル

まずはプラスチックの正体を知ろう

この本は、著者である夫妻がなぜ「プラスチック・フリー」を目指すようになったかというきっかけから、プラスチックの正体、日用品に潜む危険性、生活環境からプラスチック製品を減らしていく具体的な方法(実践編)など、分かりやすく書かれています。

プラスチック

コンテンツ概要

Chapter1 まずは問題提起
― なぜ私たちは「プラスチック・フリー」に向かったか?
Chapter2 スタートガイド
― ものすごく簡単で、最大限の効果を生む6つのアクション
Chapter3 われらがプラスチックの正体
― プラスチックはどこから来たのか?一体何者なのか?
Chapter4 日用品に潜む危険性
―身近に使われる15種類のプラスチックについて
Chapter5 実践編 プラスチックを追い出す
― より健康的な家づくりにむけて
Chapter6 プラスチック・フリー生活を広める

上記のようにチャプターは6つに分けられますが、学術的な説明より、プラスチックを減らすための具体案(実践編)が圧倒的に多くのページをさいていて、本の3分の2程度を占めています。

だから小難しくなく、カジュアルに読める構成になっています。

一番注意すべきプラスチックはどれ?

私が一番興味深く読めたのは、Chapter4の「身近に使われる15種類のプラスチックについて」です。

身近なプラスチックの種類
1. ポリエチレンテレフタレート(PET/PETE)
2. ポリエチレン(PE/HDPE/LDPE)
3. ポリプロピレン(PP)
4. ポリ塩化ビニル(PVC=塩ビ)
5. ポリスチレン(PS)
6. ポリウレタン(PUR)
7. ポリカーボネート(PC=ポリカ)
8. エポキシ樹脂(EP)
9. アクリル(AS樹脂、ABS樹脂など)
10. ポリアミド(PA)(ナイロンなど)
11. ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)(フッ素樹脂など)
12. メラミン樹脂(MF)
13. ゴム(天然ゴム/合成ゴム)
14. プラスチック繊維
15. シリコーン(Si)

プラマーク食品のプラスチック包装やペットボトルなどのラベルなどを見ると、プラマークと並んでPPとかPE、PETなどの記号が書いてあるのを見かけたりしますが、それが材質の種類だとは分かっていても、それぞれどんな性質があるのかなどは知りませんでした。

本書では、このあたりを分かりやすく早見表にしてあって、上記プラスチックの種類ごとに以下の項目について説明されています。
ーーーーーーーーーーーー
■危険性
<安全/比較的安全/避けたい/絶対避けたい>で評価
■漏れ出す恐れのある有害物質の例
■代表的な用途

ーーーーーーーーーーーー

では、ここで問題です。
本書において危険度が「絶対避けたい」と評価された残念なプラは、上記の15種類の中の何だと思いますか?


絶対避けたいとされたのは、ポリ塩化ビニル(PVC)。いわゆる「塩ビ」というものです。
焼却すれば発ガン性のあるダイオキシンが発生し、内分泌撹乱作用のあるフタル酸エステルやBPA、鉛・水銀・カドミウムといった重金属など、さまざまな有毒物質が含まれるため、人体にとっても地球環境にとってもきわめて危険性が高い。
そんな危険な「塩ビ」ですが、学用品やシャワーカーテンなど、身近な日用品に使用されていることがあるので注意が必要です。

この早見表の全内容をブログ内で説明するわけにはいきませんが、個人的はこの早見表だけでもこの本を購入する価値があると感じました。

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お店に並ぶ食品や飲料のプラスチック包装は安全?

プラスチックが危険なら、スーパーやコンビニで売っている食品や飲料はどうなるの? そんな疑問を持った人も多くいると思います。

SAKI
私もそこが気になりました!

だって、ほとんどの商品はプラスチック素材で包装されて陳列されているんです。避けようがありませんよね。

実は、食品の入ったパッケージには主にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)といった、危険度が低い「比較的安全」なプラスチックが使われています。メーカー側がどの素材を採用するかは、食品自体の性質や保存方法、調理方法などによって変わってくるようです。

なので、耐熱性のない素材のパッケージをそのまま熱湯に入れて調理したり、真夏に高温になった車内に何時間も置きっ放しにしたり、使い捨てのプラ容器を洗って何度も食品の保存容器として再利用というような、メーカー側が予想できない使い方や保存の仕方をしない限り、あまり心配する必要はなさそうです。

家庭での飲食物や料理の保存にプラ容器は要注意

それでは、お茶や水、野菜や果物、料理など、口から体に直接入るものを家庭で保存する時、みなさんはどんな容器を使っていますか?

もしジップロックのようなバッグ状のものや、コンテナ型のプラスチックの容器をこまめに洗いながら繰り返し使っている方がいれば、次のことを知っておいて損はありません。

本書の中でこのように書かれています。

「ひびも入っていないし、まだしばらくは使える」と思っている人!現実は、プラスチック容器はその全生涯を通して、さまざまな化学的添加物を放出し続ける。難燃剤、可塑剤、安定剤、着色剤、潤滑剤その他いろいろ。添加物はプラスチックに化学結合していないので、あなたがプラスチック容器に入れた食べ物や飲み物の中にことごとく漏れ出していく。とくに、頻繁に食洗機に入れたり、強い洗剤でゴシゴシ洗ったり、だんだん古びてキズのついたプラスチックほど、浸出は早くなる。プラスチックの容器の表面がベタついてきて、どれだけ一生懸命洗っても落ちないのを不思議に思ったことはないだろうか?その正体こそは、徐々に浸み出してきて、ついには表面に姿を表した添加剤!もしそんな容器が手元にあるなら、今すぐ処分しよう。

私はもう随分前にプラ容器は処分して、食品の保存にはガラス容器をメインに使っているのですが、ルイボスティーを作って冷蔵庫に保存している容器はプラスチック製でした。

上の文面を読んですぐにボトルをよくよく確認すると、何度も洗って使っているので小さなキズがいっぱい。これはまずいと思い、すぐにガラス製のポットを購入し直しました。

健康と美容のために飲んでいるルイボスティーに、化学物質がわずかでも漏れ出していると考えるとゾッとしました。

飲食物にプラスチック容器を使うときは、長期の繰り返し利用は気をつけたほうがいいですね。

実践!プラスチックを減らすためのアイデア

プラスチックフリー

さて、ここまでは本書の中から、私が気になった部分についてのみ、かいつまんで紹介しました。

次は、この本の大半を占める「Chapter5 実践編〜プラスチックを追い出す」のフェーズです。得た知識をもとに、行動を起こす時がきました!

まずは「プラスチック度」チェック

まず、著者が提案しているのは「家の中にどんなプラスチックがあるのか」を知ること。2週間ほどかけて、キッチンやリビング、寝室など、部屋ごとに下記の項目でチェック表を作ることをオススメしています。

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プラスチックのもの
代わりに使えそうなもの
備考(例:他の用途に使う、作り替える、寄付する、リサイクルにだすなど)
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これらが済んだら、次は「どれを残し、どれを手放すか」を分析。そして「代わりに使うものを探す」とステップを進めていきます。

できることから段階的に始めよう!

「代わりに使うものを探す」に関しては、プラスチックの代替品として、どんな候補があるのか非常に多くのアイデアが提案されています。

その豊富なアイデアを一通り読み、私自身がすぐにできることを考え、実行にうつすことにしました。

(1) エコバッグ >レジ袋はもらわない。買い物にはエコバッグを持参(実行中)
(2) 食品の保存容器 >プラスチック製からガラス製に交換(実行済)
(3) ドリンクボトル >ガラス製とステンレス製(携帯用)に交換(実行済)
(4) 泡立てネット >体を石鹸で洗う際の泡立てネットを綿シルク混のタオルに交換(実行済)
(5) ハンガー >プラスチック製のものは木と金属のものに交換(準備中)
(6) 衣類 >肌に直接身に付けるものを綿や麻、絹などの自然素材に移行(実行中)

他にもまだまだできることはありそうなのですが、本の中にも書いてある通り、こうした「代わり探し」は一度にすべて完了させる性質のものではなく、予算やライフスタイル、あるいはどれだけプラスチックを減らしたいのかに応じて、この先の人生を通して継続的に進めていくプロセスとなるもの。

まずはできることから少しづつ変えていくのが、息切れしないための得策ですね。

最後に〜意識が変われば行動が変わる

本の中でも書かれていますが、本書はプラスチックの危険性を説いて人々に恐怖心を植え付け、過剰な行動を促すものではありません。

また、生活からプラスチックを完全に排除することも難しく、著者の夫妻でさえ、それは実現できないと述べています。

でも本書で書かれているような知識を持つことは、例えば、私たちが今後買い物をする上で、どれを選べばより良い結果が得られるかを判断できる指標が得られると思いました。

今まで見過ごしていたことに目を向けることで意識が変わり、行動が変わり、それがひいては私たちの健康や、さらに地球環境の改善にまでつながっていく気がします。

少なくとも、私の中では小さな意識が芽生え、より健やかな生活を目指してアクションを起こし始めたところです。

SAKI
これからどんな変化が起きるのか楽しみです

では、また!

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