こんにちは、SAKIです。
つい先日、東京・初台にある東京オペラシティの社員食堂へランチに行ってきました。
社員食堂というと、通常はセキュリティや福利厚生目的のため、その企業の社員以外は利用できないイメージがありますが、そこの食堂はいわゆる「職域食堂」と呼ばれていて、ビル内の従事者だけでなく、部外者も利用できるという食堂です。
今回はその「職域食堂」内のカフェで、日本初上陸のフェイクミート「earthmeat」を使ったメニューが期間限定(2/19〜2/21)で提供されると聞いて、出かけてみました。

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東京オペラシティの「職域食堂」はどんなところ?

今回来訪したのは、東京・初台駅に直結している「東京オペラシティ」。オフィス、コンサートホール、美術館、 レストラン、ショップからなる複合施設で、54階建ての超高層ビルです。
私が目指す「職域食堂」はこのビルの18階にあります。
「職域食堂」とは?
「職域食堂」は誰でも入れる社員食堂みたいなもの。
東京オペラシティのように多数の企業が入居するビルの中には、ビル自体で食堂を設置し、利用者を制限せずに一般開放しているところがあります。これが職域食堂です。
ビル内の勤務者が利用できる共同社員食堂という位置付けですが、実際は部外者も入れます。

社員食堂のようなシステムで、日替わり定食など多様なメニューをリーズナブルに楽しめるのがいいですね。
18階「職域食堂」への行き方
「職域食堂」へ行くには、オペラシティの2階エレベーターホールからエレベーターを使って18階へ上がるだけ。
最初は、エレベーターを利用して上階に上がるには、社員やゲスト用のアクセスパスが必要なのかと思いましたが、必要ありませんでした。
また、東京オペラシティのホームページには、レストランやショップのフロア情報はあるものの、18階の職域食堂については何も書かれていないので不安でしたが、これは、基本的にはビル勤務者向けの社食という位置付けなので、一般に告知はしていないという理由があるそうです。

18階でエレベーターを降りると、そこはフロア全体が「職域食堂」。とは言っても、ひとつの食堂があるわけではなく、和洋中をはじめ、ベーカリーやコンビニなどもあり、様々な店舗が入っています。

健康意識の高いメニューが豊富な「グリーンズカフェ」
そして、今回私が目指したのはココ。
「GREEN’s CAFE(グリーンズカフェ)」という、野菜を中心としたヘルシーメニューが楽しめる、デリスタイルのカフェレストランです。(営業時間は平日ランチ時のみ。11時半から14時まで)

メニューは日替わりで、管理栄養士さんが考案した栄養バランスのとれた食事をいただけます。

メインと副菜を好みで組み合わせてオーダーできるデリプレートをはじめ、丼、サラダボウルなどのアラカルトも豊富。
特に「スマメシ」と呼ばれる日替わりランチセットは、グリーンズカフェの看板メニュー。メイン料理に副菜、主食、メニューによってはデザートまでついて、全部食べても500kcal台という、健康やダイエットに気をつけている人には嬉しいセットです。
フェイクミート「earthmeat」の期間限定メニュー
私が伺った日は、その「スマメシ」の代わりに、大豆たんぱく質を主成分としたフェイクミート「earth meat(アースミート)」を使った特別メニューが提供されていました。

この日は「グラタンプレート」(写真)でしたが、前日は南インドカレー、前々日は唐揚げボウルのランチセットが提供されたそうです。
眺め最高!開放感と清潔感ある店内
早速、店内へ入ってみます。
広々とした清潔感のあるオープンキッチンスタイル。提供されるメニューはすべてここで手作りされているそうです。

カウンター越しに注文し、料理をもらってお会計したら、いざイートインスペースへ。

広さはなんと345㎡もあり、席数は137席。天井も高く、開放感のあるスペースです。
テーブル席だけでなく、奥にはカウンター席もあります。景色を眺めながらコーヒーを飲むのも格別ですね。

せっかくなので、大きな窓に面したテーブル席に座ってランチをいただくことにしました。いただくのはもちろん「earthmeatのグラタンプレート」です。


動物性ゼロ!ベジタリアンも嬉しいグラタンプレート

earthmeatのグラタンプレート(790円)
最初は社食のランチということで、見た目についてはあまり期待はしていなかったのですが、これは嬉しい裏切りです。「カフェめし」らしいオシャレ感が漂っていますよね。
この日のメニュー構成は、ヨーロッパの家庭料理をイメージしたそうで、詳細はこんな感じです。
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・ほうれん草とじゃが芋のearthmeatグラタン
・サラダ
・キャロットラペ
・シナモン香るりんごのコンポート
・フォカッチャ
・大根とキャベツのベジブロスープ
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グラタンのearthmeatはもちろん大豆由来の植物性。ベシャメルソースはバターや牛乳を使わず、豆乳ベースで作られています。また、スープはコンソメ不使用で、野菜の皮まで使用した野菜のだし汁が使われており、動物性食材ゼロのプレートでした。
野菜もトータルで180g使用されており、カロリーはデザートまで全部食べても568kcalというヘルシーさです。

ヨーロッパ発の「earthmeat」について

ここで「earthmeat」について簡単にご紹介。
earthmeatは、昨年オランダから日本に初上陸した大豆タンパクを主成分とする植物由来のお肉。独自ノウハウで繊維感と同時にやわらかさを実現し、しっかりした食べごたえがあります。
栄養的には、カロリーと脂質において鶏ささみと同じくらい。タンパク質は動物性のお肉とほぼ同等。そして、特筆したいのはコレステロールがゼロ、食物繊維が豊富ということです。
今までお肉を食べられなかった人や、コレステロール値が気になるという方にもオススメです!

見た目はまるで鶏肉。食感や味は?
このearthmeatですが、食べた時の感想をもうちょっと詳しくレポートしますね。
見た目はこんな感じで、ほぼ鶏肉にしか見えません。

色は薄めのピンク色。フィレタイプで、鶏肉の繊維質まで感じられる質感。
実際に一口食べてみると、しっかりとした噛みごたえがあり、実際のお肉のような弾力があります。断面を見ると、小さな空洞がいっぱいあったのですが、噛みごたえがありながらもやわらかい食感はここにノウハウがあるのではと思いました。
変な大豆臭さもないので、知らずに食べたら、本当の鶏肉を食べているとだまされてしまいそうなくらいです。
脂質が低いので、モモ肉のようなジューシーさはありませんが、鶏ささみと思えば、まったく遜色なさそうです。

新鮮野菜のチョップドサラダも大満足の一品!
実は、グラタンプレートの他に、アラカルトで「350gの野菜チョップサラダ」も頼んでみました。

350gの野菜チョップサラダ(560円)。ドレッシングは3種類から選べました。
農林水産省が推奨する1日の野菜摂取量350gを、この一皿だけでクリアできてしまうという最強サラダです。
数種類の野菜が細かく食べやすいサイズにチョップされ、中には豆類も入っているのでタンパク質も同時に摂取できますね。ボリュームがあるので、このサラダボウルだけ食べてもお腹いっぱいになりそうなくらい。
実際に食べてみると、どの野菜も非常にみずみずしく、新鮮さが伝わってきました。また、いろんな種類が入っているので、それぞれの食感も楽しめるのがよかった。これで146kcal(ドレッシング含まず)だなんて、ダイエットにも最強ですね!
最後に〜今後さらに普及しそうな予感が…
実は、今回のearthmeatの特別メニューは、オペラシティで職域食堂を運営されている企業様からのご案内で体験させていただきました。(そうでなければ、職域食堂のメニューは一般に公開されているわけではないので、タイミングよく出会えることはなかったと思います。感謝です!)
昨今のベジタリアン食やフェイクミートへの需要の高まりを受けて、試験的に3日間限定(数量限定)で日替わりメニューを提供してみたそうなんですが、それが好評で連日売り切れになったとのこと。(私が伺った日は、13時前にはすでに「SOLD OUT」のサインになっていました。)
この結果を受けて、フェイクミートを使ったメニューがレギュラー化される可能性が高くなるそうなので、職域食堂に「動物性食材ゼロ」や「ベジタリアンが喜ぶ」ランチセットが継続的に並ぶ日もそう遠くないかもしれません。
今回ご紹介した職域食堂内の「グリーンズカフェ」では、通常から野菜たっぷりのメニューが提供されているので、ベジタリアンでもそうでない方でも、新宿で平日ランチする際の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
では、また〜。