こんにちは、SAKIです。
東京駅に行く用事があったので、久しぶりに駅弁屋さんをのぞいてみたら、意外なものを見つけてしまったのでご紹介します。
駅弁といえば、メインに牛肉をふんだんに使ったものや、ウニ・イクラ・カニなどの海の幸がたっぷり盛られたものが人気ですよね。私が立ち寄った駅弁屋さんでも、そういったタイプのお弁当がズラーっと並んでいました。
ですが、その中に「菜食弁当」(税込900円)という可愛い楕円の箱に入ったお弁当がキラキラと鎮座しているのを発見!しかも、パッケージには「ヴィーガン」認証のマークも入っています。
ちゃんとあるんですね。知らなかった〜。
購入してきたので、どんなものか見ていきましょう!
動物性食材不使用のヴィーガン認証マーク付き駅弁

東京駅には、地元の自慢の食材を使った様々な駅弁が日本各地から毎日届いて販売されていますが、「菜食弁当」は東京が地元の駅弁。明治33年(1900年)創業の「日本ばし大増」という老舗の企業が作っています。
ヴィーガン認証マーク(※)が入っていることからも分かりますが、肉・魚介類・乳製品・卵などの動物性食材は完全不使用で、菜食主義者やアレルギーのある方を含め、幅広い客層に対応しています。
パッケージの包み紙には、日本人だけではなく海外の方にも判別しやすいように、アレルギー表示対象の食材がイラストのアイコンで示されています。そして、所々に英語の併記もあるように、動物性食材を使っていない弁当は、海外の観光客からの需要も高かったのだろうと想像されます。
実食!食材の種類の多さや調理の工夫で飽きずに楽しめる
駅弁は消費期限が短いので、早速いただきます。

パッケージも可愛かったですが、中身もなんか色とりどりで可愛いです。女性好みなイメージ。内容は、全体的にみて、ほぼ昔ながらの和食という感じですね。
メインのおかず(たんぱく質)は、箱の右上に見える豆腐ハンバーグと右下にある茶色い車麩の唐揚げです。(写真では見づらくてごめんなさい)
豆腐ハンバーグは、ハンバーグというより「がんもどき」っぽくて、出汁たっぷりのしっとりとした食感。一方、車麩の唐揚げは歯ごたえと香ばしさがあって、どちらも美味しかったです。こうした調理法は精進料理の技を彷彿させます。
野菜の煮物の出汁には昆布が使われていて、味付けも濃すぎず、とてもマイルド。サイズは小ぶりですが、食材はいろいろな種類が入っているので、それぞれの食感や風味が楽しめます。
ごはんは白米と雑穀米の2種類。白米にトッピングされている「そぼろのしぐれ煮」は大豆ミートで作られていて美味でした。
詳しいお品書きと食材は下記の通り。ちなみにカロリーは約500kcalです。
豆腐ハンバーグ和風あん和え、車麩唐揚
赤キャベツと糸寒天のマリネ(クコの実入り)
彩り野菜オイル焼き(ズッキーニ、アスパラガス、赤パプリカ、玉葱)
煮物(南瓜、穂筍、蓮根、そら豆、人参、ひじき、舞茸)
飾り人参煮、ひじき煮
大豆たんぱくそぼろ(ベジミート)時雨煮、枝豆
最後に〜「菜食弁当」の販売店情報
いかがでしたでしょうか?
この「菜食弁当」は2017年の5月頃から販売開始されていたとのことで、すでにご存知の方もいらっしゃったかもしれませんね。
今回、初めてヴィーガン対応の駅弁の存在を知った私ですが、菜食主義やアレルギーに関係なく、誰にでも美味しく食べられるヘルシー弁当として、もっと認知が上がってほしいなと感じました。願わくば、洋食バージョンも増えてくれるとさらに嬉しいです。
ちなみに今回の「菜食弁当」を購入したのは、東京駅構内にある「駅弁屋 祭」さんでした。たくさんのお弁当とたくさんの人で、まるで祭りのように賑わっていましたよ。

最後に、「菜食弁当」が買える店舗はこちらです。ご参考に。
・駅弁屋 頂
・駅弁屋(東京駅)
・駅弁屋(上野駅)
・駅弁屋(大宮駅)
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