昨日は初めてのファスティング(断食)体験についてブログをアップしましたが、その中で触れたファスティング後の最初の回復食「スッキリ大根」について、もう少し詳しくご紹介したいと思います。
回復食の一食目はスッキリ大根がオススメ
3日以上のファスティングを行なった後は、回復食の一食目に「スッキリ大根」なるものを摂ることをオススメします。
ファスティング後は胃が空っぽになった状態で、腸内をクレンジングするには最適なタイミング。そのクレンジングの手伝いをしてくれるのがスッキリ大根なのです。
スッキリ大根に必要な食材は以下の3つ。
・大根
・梅干し
・昆布出汁
なぜ上記の食材が重要かというと、それぞれの食材に役割があるのです。イメージとして、梅干しのクエン酸は洗剤、大根の食物繊維はタワシだと思ってください。それらが腸内を大掃除し、そして、たまった汚れを一気に洗い流してくれるのが大量の昆布出汁になります。
また、昆布は旨味成分であるグルタミン酸を多く含み、それが腸内に住む細菌のエサとなります。クレンジングでリセットされた腸内を、善玉菌優位の環境へと導いてくれる効果があります。
スッキリ大根の作り方
作り方はそれほど難しくありません。

- 大根:1/3本
- 出汁用昆布:適量
- 梅干し:3個
※上記の他に、きゅうりや味噌、リンゴを加えてもOK。
- 大根は短冊切りや細切りなど、煮込みやすく、食べやすく切るのがオススメ。
- 大きめの鍋に、水を2リットルと昆布、大根を入れて弱火で40分ほど煮込む。
- 梅干しは包丁の背で叩いて、たたき梅にしておく。
※塩などの調味料は使いません。
※コップ一杯程度の白湯も用意しておいてください。
順番が大事!スッキリ大根の食べ方
効果的なデトックスを成功させるためには、食べ方と順番が重要になります。
- まずはコップ一杯の白湯をゆっくりと飲む。
- コップにたたき梅を一個分以上入れ、鍋のだし汁を入れてゆっくりと飲み干す
- 茹でた大根をゆっくりとよく噛んで食べる
- 再び、たたき梅を入れただし汁をゆっくりと飲み干す
- また大根をよく噛んで食べる
- 作った量を食べきるまで、4〜5を繰り返す
ファスティングで小さくなった胃には、結構量が多く、すぐお腹いっぱいになるかもしれませんが、効果を出すためには頑張って全部食べ切ることが大切です。
そして、食べている途中あるいは食後にお腹がゆるくなってくるので、速やかにトイレに駆け込むようにしましょう。デトックス効果が強く出るので、我慢しないほうがいいです。
もし食後すぐに便意がなくても心配せずに気軽に過ごしましょう。軽い運動をしたり、お腹をマッサージしたりするといいようです。
私の場合は食べている途中からきました(汗)。
宿便の正体は〇〇だった
そんなこんなで、スッキリ大根のおかげで無事、念願のデトックスを遂行できました。
いわゆる「宿便」というものが排出できたのはいい経験でした。
そして、今回のファスティングでは、今まで漠然と理解していた「宿便」というものの正体が「胆汁」であることもわかりました。
胆汁は肝臓から分泌される茶色〜黒色をした消化液で、普段は胆のうに溜められていて、食事で摂取した脂肪の消化を助ける働きをします。胆汁は主にコレステロールから成っており、血液内の汚れ、不純物、重金属なども含まれているのですが、ファスティング中は食べ物を摂らないために、その胆汁が胆のうにぱんぱんに溜まった状態になります。
この胆汁がいわゆる「宿便」の正体であり、スッキリ大根をきっかけに、一気に排出できたわけです。すでに経験したことがある方はお分かりかと思いますが、普段の便よりは黒っぽい色をして、水っぽいです。
最後に〜ファスティングは定期的に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
もしファスティングに興味が出て、一度チャレンジしてみようかなと思われた方は、ぜひ「スッキリ大根」も忘れずに実践してもらえたらと思います。
せっかくきつい数日間を切り抜けても、ファスティングが明けた途端にそのまま普通の食事に戻ってしまったら、宿便デトックスの好機を逃してしまうことになりますから。
そして、ファスティングは一度やったら終わりではないんだなあと気づかされます。数週間、数ヶ月経てばまた、体内に色々なものが溜まっていくはず。
意識して、定期的なメンテナンスを続けることが大切ですね(←と、自分に言い聞かせてます)。
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