こんにちは、SAKIです。
50代にして30代の体内年齢を持つという著者が書いた食事法の本を読んでみたのでレビューしたいと思います。
その本がこちら。
『オーガスト流 30日で体が10歳若返る食事』という本です。
本のカバーには、すっきりした体格のダンディな男性が微笑んでいますが、こちらが著者のオーガストさん。本当に若々しいですね。確かに50代には見えない。
オーガストさんはこの本より先に『老けない人はやめている』や『卵は最高のアンチエイジングフード』など、数々の著書を執筆されているので、ご存知の方も多いかもしれません。
今回ご紹介する『オーガスト流 30日で体が10歳若返る食事』は、「オーガスト・メソッド」という食事法の理論と実践法を中心に、8人の一般人モニターが実際に30日間体験してみたダイエット成果を実例として公開しています。
最初に、オーガストさんってどんな人?
著者であるオーガスト・ハーゲスハイマーさんは、1962年、なんと福島県生まれ。現在はニュージーランド在住の栄養科学博士であり、アンチエイジング・フードのスペシャリストです。父親がアメリカ人、母親が日本人ということで、英語はもちろん、日本語もペラペラ。
自らの体を実験台にした長年の研究から「人間の身体は自然の力で回復できる」という結論に達し、無添加・無農薬にこだわる美容健康補助食品・スキンケア製品事業などを行う実業家さんでもあります。
「オーガストメソッド」とは
オーガストメソッドとは、文字通り、オーガスト流食事法のことで、基本として3つのポイントを提唱しています。
- 体を浄化する
- 体のpHバランスを整える
- 糖質を控える
上の3つの基本を押さえて食事内容を変えていけば、余分なものを溜め込まない理想の身体づくりが実現できるようです。
これらのポイントについては説明を読むと「なるほど納得!」と腑に落ちて、根本的な考え方を理解するのに役立ちました。以下に、その考え方について簡単にご紹介します。
1.体を浄化する

私たちは日常的に体を汚す環境にさらされています。車の排気ガスや海洋汚染、タバコ、農薬、食品添加物…。これらは細胞を錆びつかせる”活性酸素”で、私たちの体をどんどん老けさせていきます。
体の中に溜まっていく、そういった悪いものを意識的に出してあげることが必要であり、そのために緑の濃い野菜と青汁を摂ることをオーガストさんは勧めています。
生の葉野菜にはビタミン、ミネラルはもちろん、ファイトケミカルが含まれているし、なかでもクロロフィルはデトックス効果がとても高いそうです。
よって、毎日ちゃんとした量の無農薬の葉野菜を摂取することが大切ですが、それがなかなか難しい方は、替わりに無農薬の青汁を飲むこともオススメしています。
2.体のpHバランスを整える
「pHバランス」というと分かりづらいですが、要は血液のアルカリ性・酸性のバランスのことです。
普段は気にしていませんでしたが、私たちの食事はどうしても酸性に傾きがちなのだそうです。肉類、ハム・ソーセージなどの加工品、魚介類、卵、穀物、砂糖、乳製品、コーヒー、熱処理された油、炭酸飲料などは全て酸性食品。
また、生の野菜はアルカリ性ですが、加熱した途端に酸性になってしまうそうです。なんか、知らずに酸性食品ばかり食べている気がしてきませんか?
酸性食品を摂り過ぎて血液が酸性に傾き、それを放っておくと、骨がもろくなったり、内臓脂肪が増えたりします。
でも、その解決法は簡単。酸性食品を食べたら、アルカリ性食品を同時に摂ること。オーガストさんの一番のオススメは、生のグリーンサラダだそうです。
3.糖質を控える
著者は、本の中で「とにかく現代人は炭水化物や甘いものを摂りすぎている」と警鐘を鳴らしています。
糖質の害はここに詳しく書くまでもありませんが、アンチエイジングやダイエットにとっては敵とも言える存在です。糖質は速攻のエネルギー源となりますが、必要以上に摂りすぎると余った分を体が脂肪として蓄えます。体は糖質の在庫がなくなって初めて脂肪からエネルギーを作り出すので、糖質の摂取量を減らさないと脂肪は燃えてくれません。
といっても、糖質の摂取量をゼロにする必要はなく、オーガストメソッドでは、一回の食事で食べていい炭水化物(ごはんでもパンでもパスタでも)は「自分の握りこぶし1個分」を推奨しています。感覚的に分かりやすいですね。
脂肪がみるみる落ちる食事法
オーガストメソッドの3つのポイントを理解したら、次は実際に脂肪を落としてスッキリした体型になるための食事法が紹介されています。
- 毎食必ず大皿半分の濃い緑の葉野菜を
- 良質の油をたっぷり摂る
- 炭水化物は毎食握りこぶし1個分まで
- 動物性たんぱく質をしっかり摂る
- 昼食と夕食の間におやつを忘れずに
ポイントは上記の5つなのですが、オヤっと思うポイントがいくつかありませんか?
油をたっぷりとか、おやつを忘れずにとか、ダイエットしたいのにナゼ?とひっかかるのですが、さすがに栄養科学博士だけあって、これにもちゃんとした理論があって、それぞれ納得のいく説明がされています。
また、「動物性たんぱく質をしっかり摂る」については、私のように肉を食べない人でも、刺身やゆで卵なら実践できます。本の中でも、刺身は良質の脂質と良質のたんぱく質の宝庫であり、火を通さずに生で食べる素晴らしい調理法とあります。
最後に〜食習慣を改善し続けるためのコツ
冒頭にも書きましたが、8人の一般人モニターが実際にオーガストメソッドを試してみた結果が、食事内容を含めて細かに掲載されています。いわゆるビフォー&アフターの写真もあって、それぞれダイエット効果が見られました。
ただ何センチ、何キロ減ったというだけでなく、偏頭痛や抜け毛が改善したり、炭水化物への執着がなくなったりという嬉しい副産物もあったようで、羨ましい限り。
私もオーガストメソッドについて賛同できる部分が多かったので、参考にさせてもらい、すでに色々と実践させてもらっています(効果はまだまだですが…)。
最後に、「30日間オーガスト流食事を続けるためのコツ」をご紹介して終わりたいと思います。
- 食材の準備は万端に!
- 週1日は好きなものを食べてOK
- 無理に運動する必要なし
- 体重は気にしないこと
- 青汁を毎朝飲む
特に2、3、4は気持ちが軽くなりますね。
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